舞台は、代々木ゼミナール新潟校
入室後、周りの受験生を見渡します…
ほとんどの受験生が、テキスト・間違いノートを見ていました。
わたしは試験会場に何一つ持っていきません。
テキストは、重い荷物です。
カバンの中はアナタにとって、本当に重要なものを入れましょう。
- 寒さ対策の洋服
- ざぶとん
- 予備のメガネ
- お薬用のペットボトル
重要なものを入れた私のカバンは、パンパンでした。
テキストを持っていくのは、はなはだ疑問です。
しかし会場を見渡してみると、ほとんどの受験生が勉強しています…
あと1時間も経たないうちに本試験が始まる。いまさら本を読んでるヤツはアホだ。目が疲れるだけの愚行そのもの。アイツらは落ちる。受かるのはオレだけ
心の中でマウントを取ります。
わたしは机にタオルを敷いて
試験員が説明を開始するまでの間、仮眠をとっていました。
午前9時、試験官が教壇に立ち説明が始まります。
この説明の時から、すでに戦いは始まっているのです。
それは………………
一番最初にトイレに行った者が受験を制する
試験官は説明が終わった後
トイレのための猶予時間を与えてくれます。
2019年の新潟の試験官は、きちんとトイレ時間を与えてくれました。
しかしエックス(ツイッター)で知ったのですが、トイレ時間を与えてくれない試験会場もあるそうです。
私はそれを知っていたので
試験官の説明中(試験開始の10分前)にトイレに行きました。
2019年の新潟の会場で
午前・午後共に一番最初にトイレに行ったのは私です。
説明中、トイレに行く受験生には作法があります。
- 手は上げてはならない
- 申し訳なさそうに移動する
- ドア付近にいる試験官にトイレを告げる
手をあげちゃダメです。
「ありがたい試験官様の御説明」を止めてはいけません。
司法書士試験において、試験官は神であり、絶対君主です。
頭を腰より低くするぐらいの「申し訳ございませんスタイル」で移動すれば、教壇の上にいる試験官様も許してくれます(ソチはカワイイ奴よのう)。
ドア付近に移動すると他の試験官がいるので、その試験官にトイレを告げればオッケーです。
アナタが一番でトイレに行くと
金魚のフンのごとく、他の者がついてきます。
アイツらは自ら行動を起こせない人間。そんなヤツは合格しない。「トイレへの道」を切りひらいたオレだけが合格する
そんな気持ちで、金魚のフンどもを見下してやりましょう。